リゾバで出会った変人と、2週間の奇妙な生活
実は私ブログを毎日更新をしてたんですけど、少し前からリゾバ2日目で会った変人と同居生活をしておりました
おそらくその人物と私は一生付き合って行くことになると思います
リゾバではこんな素敵な出会いもあるんだよということをご紹介します
ちなみに男×男です
出会いはリゾバが始まって2日目
その人物、ここでは「Yくん」と表記していきたいと思います
リゾバがはじまって二日目、あまりきうり自身も慣れていない環境の中、以前から派遣担当に聞いていた同じ派遣会社からきている男の子に会いました
年齢は20代前半で、運動が大好きという情報しか聞いていませんでした
その日の仕事は芝刈りと草むしり
休館日ということで、普段できないところを掃除するということでした
きうりの感覚としては、これから仲良く数ヶ月やっていく仲になるだろうと思っていたので、積極的に話しかけたわけです
いい感じで当たり障りのないことで話が弾み、ようやく休憩時間になりました
その時、きうりとYくん以外の人は席を外して各々休憩をしていたわけです
するとYくんが唐突に爆弾発言を投下したのです
「俺、実は今日で辞めるんです。今日急遽決まったんです」
は?まじで?折角仲良くなり始めたとこなのに?
きうりは戸惑いました
何か事情があるんだろうと思いながら「へー、お金とか大丈夫?」と返事をすると
「俺他の収入源もあるんで、大丈夫っす」
なるほど、リゾバをしていて他の収入源がある人間は面白い人間に違いない、とそこできうりは察してしまったのです
「俺、ブログとかやってるんだけど」
「えっ!?そうなんですか?実は自分もそういう関係ですよ!」
超友達になりたいと感じた瞬間である
Yくんが今日で辞めるということは支配人しか知らなかったらしく、他の人は当然戸惑ったに違いありません
無事仕事が終わり、支配人が君たち二人今日はもう上がっていいよ」と気を利かせたのか二人で帰宅する段取りとなりました
その帰り道
「他の仕事決まってるの?」と尋ねると
「当てはあるんですけど2週間だけ面接から寮へ入るまで期間があるんですよね。その間今入ってる部屋の荷物どうしようかなぁ」とYくん
こうなるとシメたものです
「じゃあその間荷物俺のところに置いておいていいよ。俺の寮ここから10分のあれだから」
「まじっすか?じゃあ置かせてもらいます!ありがとうございます!」
二つ返事で共同生活が始まったのでした
共同生活はどんなものだったのか
共同生活はとても楽しいものでした
聞くところによると、Yくんはある日本記録保持者であり、それを実にブログやSNSなどでビジネスをしているということでした
そこから二人の共通話題である、筋トレ、心理学、会話術、働いていたところの裏話、そしてもちろんシモの話などで3日間は0時くらいまで語り合いました
きうりにとってもYくんにとっても、このような話題をリアルでできるとは思っていなかったらしく、話は尽きることがありませんでした
Yくんは精神的に弱いところも持っており、それを心理学的知見からアドバイスできたこともきうりが論文などで勉強していたからできたことで、自分のやっていたことがこんなところで役立つのかと嬉しさもありました
そして、4日目の朝、Yくんは「ヒッチハイクで東京と岡山と回ってきます」と言って、きうりの家から最低限の荷物だけ持って留守にしたのです
1週間くらい経って、仕事から帰ると、Yくんの靴が玄関にありました
ふと見ると、2段目ベッドの上で熱心にPCを叩いています
「帰ってきたんか」
「うっす、今その道中のことまとめている最中なんです」
毎日仕事終わりにリゾバ先の人からもらったチャリンコで買い出しに行くきうりなのですが
「集中してるなら待ってるから最後までやりな」
と自分も作業を始めていたのでした
共同生活は初めてだったのですが、このような互いに気を使わないで共同空間で生活できるというのはこんなに気持ちのいいものなのかと実感しました
作業が終わったのは19時
それから二人で買い出しをして、また大いに語り合いました
Yくんが道中で感じた色々なこと、ヒッチハイクのコツなど、あれほど語り合ったのに、まだ永遠に話せる気分でした
そして、今日Yくんが無事面接に合格し、ここを出ていきました
同じところに3ヶ月いるらしいので(しかも本人もまたくると言っている)、縁が切れることはないのですが
あまりにもマッチングしすぎたので、少々寂しい気分ではあります
今、Yくんが忘れ物をしたとかいうことで戻ってきやがったんで、筆を置かせていただこうと思います
このタイミングでこの場所にリゾバに来なければ出会えなかった人材に、一人で乾杯したいと思います
リゾバっていいですよ
それではっ